亀電初の半鋼製車両である。
上田交通の5250形や、叡電のデナ21形などと同世代の典型的な初期の日車製半鋼製車である。
位置付け的には100形の後期車である。日車側の提案で100形の機器はそのままに半鋼製車体となった。外観や内装が大きく変わるため、別形式とされた。
100形は3ドアであったが、観光需要の割合が多いことから、ドア数よりも着席定員を増やした方が良いと判断し、2ドアに変更となった。
登場当時はポール集電であったが、400形登場時にパンタグラフに改められている。
1968年から1969年にかけて、下回りを500形に譲り、廃車となった。
機器類はほぼ全てが100形と同一である。
集電装置は元々はポール集電であったが、400形の登場に合わせてパンタグラフに改められた。
制御装置 | 抵抗制御 |
主電動機 | 直流直巻電動機 48.5kW×4 |
駆動装置 | 吊り掛け駆動 |
制動方式 | 発電制動併用非常弁付直通空気ブレーキ |
台車 | 日車D形 車体支持方式:スイングハンガー式 枕ばね:板ばね式 台車支持方式:イコライザー式 製造:日本車輛製造 |
構体 | 半鋼製 |
全長 | 14.3m |
製造両数 | 5 |
登場年 | 1928年 |
製造 | 日本車輛 |